(校長)全校朝会の話
令和7年6月23日
「慰霊の日のお話」
今日は、みなさんに2つお話があります。
伝えたいことの1つめは、「命を繋ぐ」ということについてです。私は、沖縄県というところで生まれて育ちました。今日は私の故郷の沖縄のお話をします。今から80年前、国と国の都合で日本とアメリカの間で戦争がありました。戦争とは、武器をもって戦うことです。校長先生の故郷である沖縄県ではその中でも激しい戦争が行われ、多くの命が失われました。それはとても悲しい出来事で、生き残った人たちは、このようなことが二度とない世の中にしようと心に決めたそうです。そして、今このような毎日があります。沖縄県では、今日は、『慰霊の日』といって、戦争で亡くなった方々に平和を誓う日になっています。
皆さんが生まれるためには、2つの命が必要です。また、その2つの命があるためには4つの命が必要です。そうやって辿っていくと、10世代前は、1024人、20世代前は、104万8576人の命が必要になります。
多くの命が引き継がれて、今の私たちがいます。自分たちや、他の人たちの命をどうしたら大切にしていけるのか皆さんに考えてほしいと思います。
伝えたいことの2つめは、皆さんが頑張っている挨拶についてです。今、目標を達成するために心がけている人がたくさんいると思います。学校にはいろいろなお客さんがよくいらっしゃいます。そのお客さんたちが、「多摩川小学校の子どもたちはよく挨拶をしてくれるようになりましたね。」と言ってくださいました。私は、みんなが目標をもって心がけていれば、お客さんの気持ちまで気持ちよくさせることができるんだな、多摩川小学校のみなさんはすごいパワーをもっているんだなと思いました。これからも丁寧な挨拶ができるといいなと思います。