調布市立若葉小学校

ホーム > 学校紹介 > 学校長あいさつ

学校長あいさつ

教育目標 【 かしこく  やさしく  たくましく 】

「笑顔あふれる『たい』が泳ぐ学校」

~「分かり合おうとする心」と「考える力」を言葉と向き合いながら身に付ける子ども~

 本校第17代校長となりました 内藤みゆき と申します。 今年度 は158名の新入生を迎え、全校児童904名、27学級で 令和5年度が始まり ました。
 本校は今年度、 創立60周年を迎えます。 人で言うところの還暦に当たる「成熟」期であると同時に、新たな教育的諸課題に対応していく「新生」期であるとも言えます。 若葉小は現在、 学区域内の児童数急増や施設の老朽化等の課題を抱えております。それらに対応するとともに、地域コミュニティの拠点となる学校づくりを目指して、隣接する第四中学校、図書館若葉分館と一体化した施設を創るべく 、調布市の計画が進んでい ます。

 未来に向けた計画を着実に推し進めていくことは勿論ですが、今 、 目の前にいる子どもたち の 毎日が充実するよう 、 誠実に教育活動を積み重ねていくことが 最も大切なことと考えます。
 本校の教育目標を念頭に、今年度は冒頭に記した学校像・子ども像を教職員及び保護者・地域の皆様と共有し 、「~したい 」という子どもたちの前向きなエネルギーと笑顔が溢れる学校を目指していきます。
 それを実現するには、第一に「 安全・安心な学校環境 」 が不可欠です。施設の安全点検や食物アレルギー対応を引き続き徹底していくとともに、教育活動全般を通して、社会性や道徳的心情を育成し、子どもたちの「自己指導能力」の 向上に努めて いきます。
 第二に「自尊感情・自己肯定感」を高めていく必要があります。 これらがなければ 、前向きなエネルギーは生まれてこないからです。 「分かる授業」「関わり合いながら学ぶ楽しさを感じることのできる授業」を目指して授業改善に努め、子どもの 主体性を引き出していきたいと考えます 。 そして 、何事も結果だけで判断せず、努力の過程を認め合う風土を醸成し 、自信をつけさせていくこと が肝要と考えます 。
 第三に「個に応じた支援 」 の充実も欠かせません。 ご家庭や関係諸機関と連携しながら 、一人一人の困り感に寄り添い、より良い支援の在り方を検討し、実施につなげていきます。
 当然ながらこの事は 、 先に挙げた「自尊感情・自己肯定感」の向上にもつながるものです。また子どもたち 自身が 、自分で自分を 伸ばしていけるようにするには、 豊かな言葉を獲得していく必要があります。物事を考え 、それを表現するにも 、他者とコミュニケーションを取るにも、言葉を介するからです。 他者と 協働していくための基盤となる 「分かり合おうとする心」 や 「考える力」 を 言葉と向き合いながら身に付け、「かしこく やさしく たくましく」生きていく子どもたちを 、大人たち皆で手を携え 、 一緒に 育てていく学校でありたいと願って います 。
 本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます 。
                  調布市立若葉小学校長  内藤 みゆき