校長室より
あ い さ つ
「一人一人を大切にする学校」
~みんなのふるさと 北ノ台~
校長 野口 直也
北ノ台小学校で迎える、4度目の春です。
校庭に咲く満開の桜は、新しく入学した1年生たちと、それぞれ進級した2年生から6年生の子どもたちを祝福するために、待っていてくれました。
学校の主役は、言うまでもなく、子どもたちです。その一人一人は、育った環境も違えば、個性も全く違います。一人一人が「自分は誰からも大切にされている」と感じ、安心して学び合うことができるようにしていくために、今年度も引き続き「子どもたち一人一人を大切にする学校」を目指してまいります。
そして本校はこの4月から、コミュニティ・スクールとして新たなスタートを切りました。
コミュニティ・スクール(CS)とは、「学校運営協議会」を設置し、学校と地域、保護者が一体となって子どもたちを育んでいくための制度のことです。本校は、以前より地域に支えられてきた学校です。開放委員会、健全育成、まちづくりネットワーク、そして地域学校協働本部の皆さんには、常に学校を支えていただいています。登校時の見守り、あいさつ運動、授業や校外学習などの学習支援、学校農園や花壇の手入れ、看板点検、樹木剪定などの環境整備、夏祭りの開催、ロードレース、乗馬体験やプラネタリウム体験授業、健全ソフトボールの指導など、学校で地域の方々の姿を見ない日は一日もありません。
その上で、本校がコミュニティ・スクールとなることによって、子どもたちにとっては「学びや体験活動の更なる充実」を、保護者にとっては「保護者同士や地域との交流による安心感と教育力の向上」、学校にとっては「地域人材を活用した教育の充実と、本来の教育活動への注力」、地域にとっては「地域づくりの担い手の育成と、生きがいや、やりがいの醸成」などの効果が期待できます。
木々が芽吹き、鶯が鳴き始めるこの季節。改めて北ノ台地区の素晴らしさを実感することができます。自由広場や神代植物公園、深大寺などの地域素材を最大限に生かしながら、「学校は地域のために」「地域は学校のために」お互いが支え合って、力を合わせて、みんなの自己実現を叶えていくことが理想です。それは、この北ノ台小学校が「みんなの学校」であるとともに、北ノ台地域が「みんなのふるさと」になることだと思っています。
令和7年度も、引き続き北ノ台小学校へのご理解とご支援を、よろしくお願いいたします。