学校紹介
校長あいさつ
令和7年の夏至は、6月21日です。夏至は1年を通じて一番昼が長く、太陽高度が高くなる日で、活動が大好きな元気な子供たちにとって大変うれしい、夏の入り口です。
また、6月21日は本校の開港記念日でもあります。下表に示されている沿革をあらためて眺めてみると、44年前の昭和56年開校と当時も現在とそう変わらない約480名の児童数でスタートとあります。その後年ごとの微弱な変化はありましょうが、少子化が社会問題となっている現在においても大幅な増減が生じていないのは、布田ならではの地域性でもあると考えられます。はつらつとした児童、家庭の理解、地域の布田小愛、教職員たちの情熱、この条件は昔も今も変わらずに連綿と引き継がれているという事でしょうか。
一方で学校教育の中身は、時を経てずいぶんと変容しています。
現在は子供たち一人一人が、人権上も含めて真に大切にされる存在であること、そして彼らの意思や心のうちから生じてくる主体性を育む教育がより一層重要視され、加速しています。そしてそれは彼らがやがて大人になる過程においても、自分を大切にしつつ、仲間と協力し合いより良いものを創造していける「心の在り方」や、「表現のしかた」、「知性の獲得や活かし方」等として小学校教育の中で多様な機会を通じ、幾度も繰り返し経験させ、彼らに身に付けてほしい学びの中味でもあります。
布田小学校は、「児童自らが感じ・気づき、発想して、具体的に動き出す学校(高学年で達成させたい)」をめざした教育活動を展開します。この考え方は、人が小学生時のみならず中学校以降大人になってもなお、前向きに生きる上で、備えていたら素敵な資質だと考えています。
最後に、本校の特色ある取り組みとして、映像表現を活用した「学習のまとめ」を令和6年度よりスタートさせました。各教科等で獲得した経験や力を、友人たちとの協働によって総合的かつ個性的に楽しみながら発揮してほしいというねらいがあります。これももちろん、児童の主体性発現の機会としてです。【映画の町調布市立布田小学校】として本校の特色にしたいと考えています。
令和7年4月
学校の沿革
昭和56. 4. 1 市内21番目の小学校として開校 初代校長 遠藤雍夫
4. 6 児童受入式 始業式 富士見台小・杉森小・二小より394名の児童移籍
4. 7 入学式 85名入学 全校児童485名 教職員27名
6.21 開校記念集会を開く この日を開校記念日とする
12. 4 校歌校章発表会を開く 校樹「梅」植樹式(11.30)
昭和57. 3.25 第1回卒業式 卒業生89名
昭和59. 4. 1 安斎和寿校長着任
62. 2.10 調布市教育委員会研究推進校として研究発表会を行う
平成 元. 2.25 第1回「梅まつり」を行う 梅園完成(3.18)
2. 4. 1 山中義男校長着任
9. 2 パソコンルーム完成する
9.19 調布市教育委員会研究推進校として第1回公開授業を行う
3. 6.29 開校10周年記念式典
6.11. 7 給食室改修 食器が強化磁器となる
7. 4. 1 平成7,8年度調布市教育委員会研究推進校
8. 4. 1 中村誠士校長着任
10.25 調布市教育委員会研究推進校として研究発表会を行う
9.10. 3 多目的室竣工
12. 6.13 文部科学省人権教育研究指定校を受ける
11.18 布田小こどもの日制定
13.10. 6 開校20周年記念式典
14. 1.25 文部科学省人権教育研究指定校 調布市研究推進校研究発表会
4. 1 三浦春江校長着任
学校図書館整備事業推進
15. 4. 7 調布市教育委員会研究推進校として校内研究を推進する
16. 4. 6 布田ユーフォークラブ開設
17. 4. 1 寺木秀一校長着任
18. 2.10 東京都小中学校環境教育研究発表会
4. 6 特別支援教育副籍モデル校
7.21 体育館耐震工事
19. 2.22 学校歯科保健優良校受賞
2.23 全国教育美術展東京都教育委員会賞受賞
4 エネルギー教育実践校(資源エネルギー庁指定)(19,20,21年度)
調布市教育委員会研究推進校(19,20年度)
20. 2.21 学校歯科保健優良校受賞
3.28 第38回世界児童画展文部科学大臣奨励賞受賞
10.17 調布市教育委員会研究推進校研究発表会を行う
10.22 ユネスコスクールに登録
21. 2.21 学校歯科保健優良校受賞
4. 1 井口中校長着任
22. 3. 4 学校歯科保健優良校受賞
3.13 エネルギー教育実践シニア校認定
23. 7. 教室エアコン設置
11.18 開校30周年記念式典
24. 4. 理数教育推進協力校
5. 校庭一部芝生化完成
9. 上水道本管直結工事完成
10.15 ニカラグア訪問団来校
25. 4 理数フロンティア校(25,26年度)
11. 給食室拡張工事完了
26. 4. オリンピック教育推進校
27. 4. 1 江原幸一校長着任
オリンピック・パラリンピック教育推進校(27~)
29. 4. 調布市教育委員会研究推進校
東京都オリンピック・パラリンピック教育アワード校
30. 3. 特別教室エアコン設置
31. 3. プール改修工事 体育館北側防音壁工事
令和 2. 4. 1 樋川宣登志校長着任
2.12. 体育館内部改修工事・空調整備工事
3.10.15 開校40周年記念式典
4. 3. 校舎外壁工事
5.3. 校舎増築工事
5. 4. 1 横山公一校長着任
布田小学校歌
作詞:斎藤郁子
作曲:佐藤光子
緑つらなる 多摩の丘陵
古い伝えの 布田の地に
遥かな祖先の 知恵うけて
元気いっぱい 伸びていく
明日の子供の 見る夢は
銀河を越えて はばたくよ
豊かにめぐる 多摩川に
よしきり鳴くよ 葦の中
晴れた朝の 校庭に
みんなの声が こだまする
明日の子供が 希うのは
知恵と勇気と やさしさと
晒せば布は清らかに
打てば光の 冴えが増す
美しいものを 創ろうと
力きたえる 日々がある
明日の子供が 目指すのは
世界に虹を かけること
・作詞者の言葉
未来に生さる子供たちが、心身ともに健やかに、知的で、人間らしく、創造性豊かに育つてくれるようにという「想い」をこめて作詞いたしましたが、作曲者の佐藤先生ののびやがな曲想で主題を生かしていただいたと思います。
子供たちとともに、私たち大人もまた、明日への熱いまなざしを持ちつづけたいと念じております。
(校歌・校章発表会資料より)
・作曲者の言葉
曲想について一言申し上げまずと、頂いた詩にそって、歌い始めの多摩丘陵や多摩川の風土に培われた布田の歴史の叙事的な流れの部分は、おおらかに、のびやかに、後半は、その叙事的背景を宵負ってこの布田の地にはぐくまれた子供たちの、「未来への夢とはばたき」を表現するために、リズムをはずませました。伴奏も校歌にふさわしいものをと幾通りか試みをくり返しました。今後この曲が、布田小学校校歌として末長く愛され、歌いつがれていきますことを心より念じております。
(校歌・校章発表会資料より)