「〇〇だから~」 ジェンダーについて考える
2024年12月13日
包括的性教育
皆さん、ジェンダーについて日頃から何かモヤっとすることはありませんか。きっと多くの人が「男だから~」「女だから~」と言われてきたり、他の人にも言ったり思ったりしたことがあるでしょう。私もそうです。
日本はジェンダー間の格差がとても大きい国と言われています。先日、国連から政治や皇族などのいくつかの項目について改善または廃止や中止にし、男女間の格差を埋めるように提言が出されました。
私は、ジェンダーについての世代間での認識のギャップが、全ての人が活躍しやすい社会をつくる壁の一つだと思います。
私たちは、成長していく過程でSNSなどの情報通信ツールが発達したこともあり、多様な価値観や意見が飛び交う中で過ごしてきたため、他の世代の人よりもジェンダーについてフラットな考えをもつ人が多いと感じます。
私が偏見を無くすためにできることとして考えたのは、相手を「その人」として見ることです。簡単そうに見えるかもしれませんが、実際に考えるとジェンダーだけでなく、「〇〇さんと仲良いな」とか「××小出身だっけ」とすぐに色眼鏡をかけようとします。そうではなく、「サッカーが得意なんだ」といったその人の「個人の情報」で人を見ると、自分の今までの言動がいかに失礼だったかを知り、恥ずかしくなります。
私はここから、その人をジェンダー等で判断することがないようになっていってほしいと願うと共に、人によってそのような認識にあまり差が出ないような平等な世の中になっていってほしいと思います。
3年生 生徒意見(一部中略)