校長からのメッセージ 9月21日
2022年9月21日
「言葉のコーナー」
今日は、各階に掲示されている言葉のコーナーをご紹介します。
秋も深まり、掲示板も秋一色になっています。
今朝は半袖では寒いくらいで、長袖姿が多く見られました。
上の写真の掲示板では「秋のことば」を特集し、その中の ~さむさもいろいろある!~ では、さむさを表す言葉がいくつか書いてありました。
「ややさむ」「ひややか」「よさむ」「はださむ」…
今朝の寒さは、「ややさむ」または「はださむ」でしょうか。登校中の1年生が、
「通り過ぎた台風が温帯低気圧に変わって、涼しい空気を運んできたんだよ。」
と教えてくれました。正門当たりの気温はなんと18度くらいでした。涼しいはずですね。
時間がたつにつれてお天気が良くなり暖かくなりましたが、秋の訪れを実感する朝のひとときでした。
別の掲示板では、「秋の月」特集でした。
百人一首の歌が紹介されています。
「月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど 」(大江千里)
(訳)月を見ると、あれこれきりもなく物事が悲しく思われる。私一人だけに訪れた秋ではないのだけれど。
「今こむと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」(素性法師)
(訳)あなたが「すぐに行く」と言ったから、九月の有明の月が出るまで待ってしまいました。
どちらも秋の月にぴったりの歌です。
このところ雨が続きましたが、きれいな月が眺められるお天気が待ち遠しいですね。
校長 小林 美也子